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​地盤改良工事​

■高圧噴射攪拌工法

高圧噴射攪拌工法は、単管・多重管ロッドの先端に装着したモニターから高圧ジェット水あるいは硬化材を噴射し、その衝撃力で地盤を切削粉砕し、ロッドを回転させながら引き上げます。切削した空 間には、セメント系硬化材を充填あるいは地盤土と混合攪拌することにより円柱状の固結体を造成します。

本工法には次の4工法があり、改良目的や施工条件及び改良対象地盤の特性に応じて最適な工法を選択できます。

□高圧噴射攪拌工法の種類と施工例

高圧噴射の種類と施工例 レイアウト1 (1).jpg

□高圧噴射攪拌工法の特徴

◎信頼性の高い確実な改良体が造成できます。
◎改良強度の発現が早く工期を短縮できます。

◎小さな削孔径(φ40~150mm)で大きな改良径(φ350~3,300mm)が得られます。

◎改良目的に応じた高い改良強度が得られます。
◎施工条件に適した最適な工法を選択できます。
◎設備がコンパクトで狭い場所でも施工可能です。
◎埋設物への接近施工が可能で、改良体同士あるいは既設構造物との相互の密着に富んでいます

□土質と改良径

高圧噴射土質と改良径(砂質土)20101013.jpg
高圧噴射土質と改良径 (粘性土)20101013.jpg

□改良体の設計基準強度

◎砂質土 qu=1~3MN/㎡
◎粘性土 qu=1MN/㎡
◎腐植土 qu=0.3MN/㎡
 砂質土は使用する硬化材の種類により

 目的の強度に調整する。

□高圧噴射攪拌工法の適用例

●河床下部の軟弱粘性土層の地盤強化
(プラント台船と作業台船による施工例)

絵-河床下部の軟弱粘性土層の地盤強化.jpg

●シールド発進部の地盤改良(止水・地盤強化)

絵-シールド発進部の地盤改良.jpg
プラント設置.jpg

JSG工事施工全景

PICT2016.jpg

TJS工事の施工状況

RIMG0010.JPG

CJG工事の施工状況

■薬液注入工法

薬液注入工法は、使用する注入材・注入管形式と先端形状により次のような工法に分類されます。
これにより対象地盤の特性と改良目的に合った、最適な工法を選択できます。

●二重管単相注入方式

二重管単相注入は、瞬結性の注入材を使用し、確実な限定注入を行います。湧水地盤には特に効果的です。

絵-二重管単相注入方式.png
掘削底盤部の止水注入状況.jpg

●二重管複相注入方式

二重管複相注入は、瞬結注入材と緩結注入材を地盤状態に応じて使い分け、確実な浸透注入を行います。また注入材の特性に最適な、各種の先端装置を使用します。

絵-二重管複相注入方式.png

●ダブルパッカー注入方式

ダブルパッカー注入は、シール注入とパッカーで注入範囲の確実な限定を行います。ゲルタイムの非常に長い一次注入と二次注入で最も確実な浸透注入が得られます。

絵-ダブルパッカー注入方式.png

掘削底盤部の止水注入状況
(湧水防止と盤膨れ防止を目的)

推進切羽の注入効果.png

推進切羽の注入効果

(注入完了後の1年後に掘削)

絵-薬液注入方式の種類と特徴.png

■機械攪拌工法

機械攪拌工法は、安定処理剤(セメント、セメント系土質安定剤)と軟弱土を現位置で機械的に混合攪拌させ、必要な強度及び性質を持つ改良体を造成し、地盤を安定化させる工法です。

施工機本体.jpg

​施工機本体(クローラクレーン)

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